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真夏の海の磯 [がさりうむ]

miniグラス三種2.JPG
3連続でがさりうむ記事ですb
何かとしんどい事も多い日々ですがそんな時こそできる楽しい事に目を向けねばね!!(°∀。)
という事で先日うみてん作家仲間の方々とガサ会に行って参りました!

天気は晴天、日差しも強かったですが風も良好で水辺の体感気温も心地よく最高の海日和でしたb
※しかし近年本当に真夏の気温はえげつないので日焼け止めや帽子など十分な装備に加えこまめな休憩と水分補給など十分に注意して海に臨みましょう※

今回のフィールドは神奈川県のとある磯場。
砂浜に岩場と海藻が豊富なので夏場の魚種は期待大!!ということで装備を整えて臨みました。
大の大人ばかりTシャツにラッシュガード、足首までのウェット、頭と首に手拭い、
網に至っては2本持ちが二人というおよそ他の客層とは一線を画する装いでしたがまあそんなもん今更気にしねーぜ★
U1u4vbIU.jpg
ものの一時間ちょいで大漁★中には酸素玉入れてあります。
いやあやはり夏の磯は魚種が豊富で魚影も濃くてワックワクしますな
初っ端からカゴカキダイの幼魚を2匹ゲットし、そこからナベカ、キヌバリ、10cmオーバーのアナハゼ数匹とかなりの成果。
特にキュウセンの10cmサイズをタモで掬ったのはテンション上がりましたw
膝丈の水深のタモ漁で10cmサイズは嬉しいもんです。
今回同行者と網の本数が多かったのが功を奏しましたわ・・・

そんなわけで結局4時間ほど夢中で採集してからがさりうむ製作を始めました
まずは海の定番、プラスチック製ワイングラスとプラコップで。
カゴカキグラスmini.jpgカゴカキダイとナベカ
mini赤ギンポ.JPGコモンイトギンポ(自分は初見でした)
miniキュウセングラス.JPGキュウセン

やはり中層域を泳ぐカゴカキダイ、めちゃカワイイです・・・
グラスに入れてあるのは拾ったシーグラスとイミテーションの氷(これは持参)
思ったより面白い感じにできたかなーと。
しかしやはり砂泥に潜るのが好きなキュウセンはすぐに垂直に頭を突っ込むので中々写真撮れませんでした;
基本的にグラスタイプの場合長時間は入れておけないので撮影も駆け足orz
帰宅後確認するとほぼピンボケなんてしょっちゅうなのです。腕を上げたい(切実
あ、今回はテーブルとクロスを持参しましたb
カゴカキグラス俯瞰mini.JPG縞模様は上見もギャンかわ

mini円柱.JPG
こちらは前回川で初出しだった円柱。
こいつぁ海でも活躍してくれそうだぜ!!・・・と意気込んでみたものの、
なんだか魚種が定まらず色々面子を増やしてる間に完全に迷子\(^0^)/
表層のメジナ稚魚は良い感じだったんですがね・・・センスくれorz

miniグラスと球体.JPG
こちらも前から試したかった浅い四角容器+その他グラスetc
もはやどこに何が入ってるのかわかりません_(:3」∠)_
一応説明しますと、球体にカゴカキダイ、グラスにトビイトギンポ、キヌバリ、ナベカ、
浮いている小瓶にウミウシ(サガミミノウミウシ?)、ヒトデ、
外側にキュウセンとキヌバリ、メジナ稚魚がうろうろしてます。
ウミウシとヒトデはウミウシ作家のむつうみ(6*umi)さん達が採集してくれました!
自分じゃ絶対見つけられません・・・w
miniウミウシとひとで.JPG球体を上から除くと★とウミウシ・・・かわいい!!
miniグラスと球体2.JPGいっそ海藻とか入れない方が良かったかも
実際眺めてる分にはそれぞれの容器の中で魚達が泳ぎ回るのでかなり楽しい構図なのですが、
いかんせん写真となると良いショットはくっそ難しかったですorz
あと日光直射での球体グラス使用は水温が急上昇する為やはり10~15分が限界かな、と。
基本的には浅瀬のタイドプールの魚達なので多少の水温上昇は問題無いかとは思いますが、
やはり生体になるべく負荷はかけたくないので動画も撮って早目の解体です
まあ動画も大して上手く取れてなかったんですけども(泣

miniバナナ.JPG
あっ はい バナナ吊るすやつです
何かこう急に降りてきた この図が。(そして東急ハンズへ走った)
電球の様なものは最近流行りのエアープランツ用の容器。軽くてそこそこ割れにくい(気がする
ぶっちゃけ時間なくて持ってきてるの忘れて最後の最後駆け足で組み立てました
これは川でもタナゴとかだったら映えて見えそうですね
miniバナナ↑.JPGもはや西日。早く海へ帰せという声が聞こえる様だ・・・

全員集合mini.jpg
こちらが今回の全員集合水槽。
いつもは奥行の薄い長方形のものを使っていましたが今回はより磯の雰囲気に近づける為正方形で。
一番大きなアナハゼさん達にはこちらのメインになってもらいました
anaはぜmini.jpgアナハゼは全部で5匹ほど掬いました。
mini集合俯瞰.JPG上から。ヒトデがめっちゃ良い仕事してるw
mini隠れたがり.JPG
面積の広い水槽に岩や海藻を配置するんですが、やはり磯の魚の多くは岩影や海藻に隠れたがります。
正直奥行の薄い容器の方が魚は画面に沢山映ってくれます。
この正方形容器は魚派中々写真に綺麗に映ってくれませんが、こういった海中での生態を観察できるのが魅力だと思ってますb

以上、今回のがさりうむ達でした!
初めて使う容器の組み合わせなども実践できて大変満足(=´∀`)
今回同じ海好きでもジャンルの異なるむつうみさんと御一緒できた事で、自分だけでは発見できない生物と出会えたのもとても嬉しかったですb
潜り採集の人やビーチコーマーの人達と合同でやっても絶対楽しいだろうなぁw

反省点としては水槽の種類増やし過ぎて後半時間が押した結果上げ潮になってしまい海水が濁ってしまった事など・・・
次回はもう少し容器を絞ろうと思いましたorz
あと週末で他のお客さんが多かった為海辺浜辺での撮影は断念;
しかし作成中子供達が「こんなのいるの?!」「どこで見れるの?!」と興味津々に見に来るもんで、おいさんは嬉しかったですw皆見れたかな?

これから夏本番で海辺川辺での採集を楽しむ方も多いと思いますが、
採集バケツとは別に一つ手頃なアクリル容器など持参して観察してみては如何でしょう。
お家で飼うのは無理でも水槽っぽい容器で写真に残せば後々眺めても楽しいですよ(`・ω・)b

今回がさりうむロゴを新調しました↓ まあ自分と仲間ぐらいしか使わんけど・・・w
がさりうむロゴ.jpg

「がさりうむ」についてのルールや注意事項(自分がやる時の自主的なものですが)については
以下の記事を御参照ください↓
「がさりうむ」のススメ
タグ:がさりうむ

共通テーマ:趣味・カルチャー

使えるもんは使ってみたい [がさりうむ]

最近どうにもこうにもすぐに水辺に行きたくなる魚屋ですこんにちは

先日久方ぶりに大学時代の同期達と淡水ガサに行ってきました。
自分以外は学生時代河川班で投網タモ網なんでも使えるガチ勢です。
面子が4人で網は8本デフォで集まります。

で、当然の如く自分はがさりうむを作るつもりで準備していきました。
今回は初めて使う容器を試す絶好の機会ということで妄想構想も練って臨みました
使うのはコチラ↓
P5294830.JPG
P5294831.JPG
飯台(寿司桶)円柱アクリルです。
飯台は小型の直径25cm 一見綺麗ですが使い込んでタガが外れたりなんだりしてしまっているので
今回はがさりうむに活用しようと思います。

そんなわけでいざ川へ!!
天気は快晴風は良好全員迷いなくざぶざぶ川へ。
基本的に全員川歩きには慣れた人間なので現地に突き次第適当な間隔を空けつつ放流されます
(追い込みで捕れそうな場所では多人数で責めますが)
で、休憩を挟みつつ3~4時間ひたすらガサガサ&ガサガサ。
時折各所からぶちあがる漁獲の遠吠え。
今回も中々の成果でしたが一番の大物はこちらでした↓
オヤニラミ.jpg
開始30分足らずでまず6cmサイズ一匹、後半戦で全長10cmサイズを一匹という素晴らしい成果・・・
まあどちらも友人が捕ったんですがね!!!!(悔しい
いやしかしこのサイズの野生個体は自分も初めて見たんですが、本当に美しい。
完全に肉食魚な顔つき、ワイルドな模様、朱色の鰭、鰓に指さるメタリックブルー・・・
とにかく全員で大興奮でしたw
その他にも毎度お馴染のカワムツに清楚美しい♀のオイカワ、カマツカ、アカザ、ムギツク等々
かなりバリエーションに富んだ顔ぶれになりました。
(今回自分はあまり深追いできない状態だったのでほぼほぼ友人達の成果です。ありがとう・・・!)
気付いたら日も傾きかけていたのでこっから急いで水槽を作ります。
集合水槽.jpg
ムギツクにアカザは底石に垂直に突き刺さるのが好きで本当困る カワイイ

今回は簡単に水槽作成の手順をば。
まずは容器の底にしく小石を集めます。最初に小~中サイズ、最後にやや大きめの石を配置。
ここで重要なのが小石を網の中で良く洗う事。
特に川の石は藻や泥が付いている事が多く、そのまま使用すると水槽に水を入れた際に速攻で濁ります。
基本的には泥の少ない陸にある乾いた石から選び少し深さのある所で念入りに洗います。
P5274742.JPG
※注意※ 川の中の石を洗う時は魚や川虫の卵が産み付けられていないか注視しましょう。 発見したらそっと元の向きで元の位置へ。

石を洗ったら容器の中に石を配置(いつもここの写真撮り忘れる)。
底石はあえて敷かずに容器を活かすのもOKだと思います。
そこは個々人のセンスにおまかせ!
そして水を静かに注水。この時もなるべく深さのある場所や流れのある透明度の高い水を採ってきましょう。
ゴミが浮いたりするとかなり残念な感じになります。

で、まずは今回新導入の飯台と円柱アクリルを使ったがさりうむ↓
水盆がさりうむtw1.jpg
今回のメインゲスト オヤニラミの小さい方をアクリルへ。
オヤニラミは草陰に隠れたがるので浮草も少々。
写真では見えませんが水盆の飯台の方にもカワムツやオイカワ、ヨシノボリの小型個体を入れてます
眺めているとたまに岩陰から出てくるのがカワイイ・・・
この円柱アクリルは単体で使用しても小型魚の群れや中型魚の中層魚を綺麗に見せてくれそうですね。
オヤニラミソロ.jpg
容器に移して最初は底の方で警戒していますが徐々に浮草の下に来てくれました。
大抵の魚は移動させる際に暴れさせると中々中層に来てくれないので気を使います・・・

で、もう一つ目論んでいた飯台を使ったがさりうむがこちら↓
水盆と滴.jpg
水盆と滴2.jpg
うん
オヤニラミ でっけぇ。
ただでさえガラス瓶の中の魚は大きく見えるのでかなりびっちりですね・・・
いやそれでも構図としてはすごく良い感じになったのでは?と。
実際小さい方と入れ替えて写真撮ろうかとも思いましたが、時間もそこそこ、
水温も上がり始めてしまっていたので撮影だけして早々に解体しました。
川魚は海の磯場にいる魚などに比べると高水温には弱いので作成も撮影も短めにしなければいけません。
酸素玉使っても水温上昇は止められないからねorz
集合水槽2.jpg
今回良いサイズの魚達が多かったのですがそれでもオヤニラミ(大)の存在感パネェw

というわけでガサガサに気を取られて水槽は駆け足になりましたが大変楽しい一日でした。
飯台は川でのがさりうむでかなり活躍してくれそう。また持っていこう。
水槽を形にするのは何となく慣れてきましたが、いかんせん写真が素人なのでそっちの課題が山盛りですorz
とりあえず次は反射防止の黒布と台座代わりに百均のスダレを持っていく事にしますb
全員集合.jpg

採集好きな皆さんも良ければ現地だけの即席水槽がさりうむ如何でしょう。
自分が見たいだけなんですけどね!d(:3」∠)_
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「がさりうむ」のススメ [がさりうむ]

御無沙汰しております。
かれこれ10年ぶりくらいにイベントに追われない日々を送っており色々訛りそうですw

本日は自分が時折仲間とやっている「がさりうむ」についてまとめようかと思います
子供の頃海や川でタモ網を使って生物の採集をする遊び。
「ガサガサ」ともよばれるこの遊びは生き物好きなら一度は経験した事があるのではないでしょうか
「がさりうむ」はこのガサガサで採集した生物をただ観察するのではなく、
採集地にあるものを使ってその場限りの即席の水槽を立ち上げる遊びです。
因みにがさりうむという名前は大学時代からの採集仲間が考えてくれましたw
P8192868.JPG
4月高麗6mini.jpg
観音崎01mini.jpg

良くない?(直球
がさりうむの良い所は生息地の景観を一緒に収められるところや、
通常の室内飼育では使用できない容器も短時間なら使用できるため、
水族館よろしくの洒落た水槽が作れる事です(水温や酸素量など注意は必要)。

基本的なルール(というほどのものでもないけど)↓

①採集は基本タモ網でなるべく傷を付けない様に注意する
②容器以外は基本現地調達
③小型容器の場合は撮影時間は短時間 必要であれば酸素玉を使用
④写真を撮ったら生き物は元いた環境にリリース

主に使っている機材↓

・アクリル水槽
・小型のアクリル容器
・パーティー用のプラスチック製コップなど
・酸素玉

以上こんな感じ。
野外でのガラス容器の使用は大変危険なので注意が必要です。
大人だけの時も周囲に子供がいないかなど警戒が必要になるのでお勧めはアクリル容器。
採集用の虫かご水槽に入れるだけでも観察はできますが、ちょっと綺麗な水槽に足元の小石や
水草、海藻などを入れるだけでぐっと水槽っぽくなるし何より生き物が綺麗に見えます。
2016沖縄.jpg
↑PET製の「割れないグラス」

ルールに関しては学生時代に講義で聞いた「野外レジャーは自然に遊ばせてもらうものだ」という一言が自分の中には根付いており、
このがさりうむも同様に「人間の遊びに生き物を付き合わせている」という意識を一本通してます。
本心を言えば、やはり自宅で水槽を立ち上げて好みのレイアウトしていつでも眺めていたい所ですが
設備投資や維持など中々難しい部分もあります。
そんな生き物に対する勝手な愛と欲を満たす為に生まれたのがこの遊びです(笑
まあ生き物にとっちゃどっちも迷惑な話で免罪符にもなりませんが・・・;
とりあえず写真や動画に収めた魚達を思い出した時にぼんやり眺めてニヤニヤする事で生き物に触れたい欲を少しばかり発散させていますb
IMGP1057.JPG
↑たぶん人生で初めて作ったがさりうむ的なもの。7年前の沖縄で売店で買ったドリンクの容器を使った

色々理屈をこねまわしましたが、この遊びは是非とも多くの方にやってみてほしいです。
大人は勿論、お子様のいる御家族、なんなら学校行事とかでも良いと思います。
大人でも子供でも数人のグループを作って採集し、それぞれで即席のがさりうむを作って皆で並べて人気投票したりとか、楽しそうじゃないですか。
なんなら魚が捕れなくてもビーチコーミングで拾った貝やシーグラスを器に入れるだけでも良い。

自分が他の人や自分が行かない地域のがさりうむとか超見てみたいです。
自分は水槽のレイアウトや採集技術、写真なんかも素人同然なもので
ガチ勢が作る即席水槽とか本当見たいw もはや完全なる我欲です。
もちろんガチ勢じゃなくても!
自分は現在諸事情によりtwitterは鍵をかけてしまっておりますが、#がさりうむ を付けて頂ければ探しに行けますのでもしもtwitterアカウントお持ちの方でがさりうむ作ったら投稿して頂けたら嬉しいですm(__)m

大島球体mini.jpg
4月高麗mini.jpg
スズメダイ酒mini.jpg
↑球底の瓶と泡盛の空き瓶を使用したお気に入り。ガラス製品なので扱いは本気で慎重になります…

実は以前にフォロワー様からの御縁でがさりうむの写真をCNAC海に学ぶ体験活動協議会様発行の 海あそびレシピ-磯の水族館を作ろう!の頁に掲載して頂きました。
こちらには観察を行う際の注意点など詳しく掲載されています。
無料で全ての頁をPDFをダウンロードできますので興味のある方は是非!

長々と書きましたが、水辺の遊びの一つの形として興味を持っていただけたら嬉しい限りです。
皆もやろうぜ、がさりうむ!\\ヽ('ω')ノ//
※水辺での採集は地域のルールや規定、マナーを守って行いましょう※


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